ブドウの萌芽
今日は寒くなり雪もちらつきましたが、ここのところの異常な暖かさ(暑さ)で、ブドウの萌芽は早まりそうです。
萌芽するまでに剪定のかたづけや、結果母枝の誘引、消毒散布、そして苗木の植え付けを急がなけばならず、時間との勝負になってきました。
また、昨年仕込んだワインやシードルの澱引きや瓶詰めも同時に進行しています。2017年は収穫前1か月の天気がとてもよかったので、非常に健全で品質のよいブドウが収穫でき、ワインのほうも良い仕上がりです。ワインのリリースは初夏になります、ご期待ください!
話は変わりますが、今秋、麻井先生とその影響を受けた若い造り手たちを描いた映画「ウスケボーイズ」が公開されます。
https://www.cinra.net/news/20180406-usukeboys
先生の晩年、98年から01年にかけて、私は先生に師事してワインづくりを学びました。
「志を高く持ちなさい」、「日本でもきっと世界に通用するワインができる」といつも仰られていました。技術はもちろんですが、ワインづくりに対する考え方や精神を叩き込まれたように思います。
先日公開前の試写会にお招きいただきました。私は映画にでてこない(ヴィラデストのワインは登場!)ですが、当時のことがリアルに思い出されて胸が詰まるおもいでした。あれから15年以上が過ぎ、ウスケボーイズも立派なオジサンになりましたが、これからも初心を忘れずワインづくりに取り組んでいきたいと、強く感じされられました。