2021年も、あと僅かになりました

2021.12.11

10月末に収穫、仕込みがひと段落した後も、防寒のためのブドウの樹への藁巻き、堆肥の施肥、御堂地区の畑での防獣柵の設置など、意外にいそがしい日々が続いています。その間に季節は秋から冬になり、2021年も残すところあと僅かになりました。
この後は、12月中旬のシードルの仕込みが終了すると、ワイナリーチームは剪定作業が始まるまでの間、しばし休息の時期に入ります。
今年は夏の長雨の影響が心配されましたが、収穫期の天候に恵まれたので、品質的にはすばらしいブドウを収穫することができました。2021年ヴィンテージのワインは、大いに期待できそうです。

収穫が終わってからは、久しぶりにいくつかイベントにも参加させていただきました。11月23日には、「GI長野(Geographical Indication:地理的表示)」のお披露目会が長野市で開催されました。私はヴィラデストからのオンライン中継で参加したのですが、イベントの準備に際して、「GI長野」に同時指定された日本酒業界の方々とも知り合うことができました。伝統産業である日本酒業界は、経営者層から若手までが分担して仕事をする体制ができていて、まだまだ若い長野県のワイン業界として見習うべき点が多くあると感じました。これを機にジャンルの垣根を越えて、長野県のお酒を盛り上げていければと思っています。
お披露目会の様子は、「NAGANO WINE オフィシャルサイト」で紹介されていますので、ぜひご覧ください!
https://www.nagano-wine.jp/news/news/2021.html

2021年は、年初から東京を中心に緊急事態宣言が発令され、夏にはデルタ株が猛威をふるい、昨年に引き続きコロナウイルスに翻弄される一年になりました。ただ、その中でも、ワクチンの接種が進んだことや、オンラインを通じたコミュニケーションの普及、感染リスクを低減させながら社会経済活動を継続する取り組みなど、人間の努力と工夫で今後に向けての明るさがしっかりと見えてきたように感じます。

そして、今年もヴィラデストは多くの人たちに支えられてきました。実際に訪れていただいたお客様、インターネットなどを通じて気にかけていただいたお客様、全国の酒販店・料飲店様、ブドウやリンゴを栽培していただいた生産農家様、地元や行政の皆さん。それから、スタッフのみんな。
これから冬本番になりますが、皆さま、お体に気を付けて、楽しいクリスマス、そして新年をお迎えください!
今年もありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします!!