2019年もどうぞよろしくお願いいたします
この冬は雪が非常に少ないですが、昨日は少し降って雪景色になりました。まだ冬は長いので、極端な大雪などなければいいなと思います。
今年、ワイナリーのトピックスとしては、千曲川を挟んでヴィラデストの対岸に2015年から植栽を始めた八重原地区のメルロ畑がほぼ成園になり、これまでのヴィラデストのメルロと違った個性を持つワインがリリースできそうなこと。また、市内、御堂地区で新たに造成中のワインブドウ団地に第一期として植栽を開始することがあげられます。
現在、造成中の御堂ワインブドウ団地は長く荒廃地になっていたのですが、今年の春から植栽が始まり、数年のうちには30ヘクタール弱のまとまった一面のワインブドウ畑になります。市内の既存ワイナリーや新規就農者など約10名が参加する予定で、ヴィラデストは約3ヘクタールの植栽となります。
本州では最大規模になる、まとまったワインブドウ畑ですので、農作業の機械化やIoTの導入、作業の共同化などにより、効率的に高品質な東御ワインを皆さんにお届けできるよう、関係者と協力して体制づくりをしていきたいと思います。また、一面のワインブドウ畑はそれだけで大きな観光資源にもなるはずです。
東御市内のワイナリーは2018年で8軒になり、今年も複数のワイナリーが誕生しそうです。近隣の上田ではメルシャンマリコワイナリーが開業しますし、千曲川ワインバレーも、徐々にワインバレーらしくなってきました。今後、一段とワインの品質を高めるのはもちろん、ワイナリーが集積することによる相乗効果を活かし、ワイン産地としての魅力を更に高めていくため、地域のワイナリー間の協力がますます重要になってくると感じています。