春が近づいてきました
2月も中旬を過ぎ、徐々に太陽の光が強くなってきました。
2月5日にまとまって降った雪も、日陰を除けばほぼ解けて、剪定作業は順調に進んでいます。これからしばらくは、暖かくなったり寒くなったりしながら春が近づいてきます。
平年の冬だとヴィラデストは-10℃以下になることも多く、降雪量が元来少ない地域なので、寒風がブドウの樹を直撃して発生する凍害を心配することが多いのですが (そのために若木には幹に藁を巻いています)、今年は暖冬傾向で今のところその心配はなさそうです。
ただし、この時期に暖かくなりすぎると、休眠から目覚めたブドウの樹が樹液を吸い上げ、再度寒くなって凍害にあうということもありますので、まだまだ安心はできません。
約12ヘクタールあるブドウ畑の剪定作業は3月中旬まで続く予定です。
この時期、ワイナリーは比較的時間の余裕があるので、メーカー間の交流や勉強会がおこなわれたり、一般消費者や業界関係者向けの試飲会なども多く開催されます。
先日、カリフォルニアでワインをつくっているブルゴーニュ出身のワインメーカー、ステファン・ヴィヴィアさんが、ヴィラデストやアルカンヴィーニュを訪問されました。ワインの伝統国フランス、新興国アメリカで長い経験を積んだステファンさんは、超新興国である日本におけるワインの可能性や、チャレンジ精神に非常に興味を持たれていました。とても気さくで親しみやすい人柄で、話がはずみ、私もとても刺激を受けました。
来週はスタッフとともに、県内のワイナリーをまわって、主に畑での作業や作業機械について、話を聞きに行く予定です。
着々と剪定作業を進めながらも、昨年よりもパワーアップしたチームで春からの新しいシーズンを迎えられるように準備をしています。
去る2月8日には、松本市で長野県ワイン協会主催の業者(酒販店、飲食業、宿泊業など)向けの試飲会が開催されました。長野県内を中心に360名が来場し、活発な試飲・商談がおこなわれました。本格的に“コロナ明け”となって、新たにNAGANO WINEに力を入れようとしている飲食店や宿泊業関係の方が目立ちました。また、輸出関係の問い合わせが増えたのも印象的でした。
来月3月20日には、パーク ハイアット 東京のレストラン、日本料理「梢」様にて、スペシャルワインディナー「ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー」を開催していただきます。「シュヴァリエ デュ タストヴァン」を持つ内藤邦夫氏のナビゲートで小西がヴィラデストのワインやワイナリーの紹介をし、吉田料理長が創り上げる和食とヴィラデストワインのマリアージュをご堪能いただきます。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://restaurants.tokyo.park.hyatt.co.jp/news/5136.html
そして、いよいよ3月1日からはヴィラデストのワイナリーショップ、カフェが冬季休業を終えて、再開します。
ワイナリーで皆様にお会いできることを楽しみにお待ちしています!!