収穫・仕込みが完了し、畑は冬支度。そしてイベントです!
11月2日に最後まで残っていたカベルネを収穫し、2022年ヴィンテージの仕込みも完了しました。
今年は収穫直前の9月後半に台風の影響で雨やどんよりとした曇り空が続き、なかなかブドウの熟度が上がらなかったのですが、10月10日ぐらいから天候が回復し、それ以降に収穫したシャルドネやメルローなどは期待できそうです。
ソーヴィニョンブランは糖度が少し低めだったのですが、若干早めの収穫のほうがアロマティック品種は香り高いワインになると言われます。また、ピノ・ノワールは、一部の畑で早めに収穫をして、初めてロゼワインとして仕込みをし、その後に熟するのを待って収穫したブドウはしっかりとした赤ワインにしました。
気まぐれな天候ではありましたが、状況に応じて臨機応変に対応できたのではないかと思っています。2022年ヴィンテージのワインは来春以降の発売になりますが、今からご期待ください!
現在、ブドウ畑では本格的な冬が到来する前に、ブドウの樹を厳しい寒さから守るための藁巻き、また、牛糞とブドウの搾りかすを発酵させた堆肥の施肥を行なっています。長野県の寒い冬を乗り切るための、根気が必要ですが、とても大事な作業です。
今年も、春ごろにいったん復活しかけたイベントも、夏以降は中止や延期が続きましたが、先日11月19日には東京でイベントが開催されました。
日本ワインの生産現場を取材して製作されたドキュメンタリー映画「Vin Japonais (ヴァン・ジャポネ)」の公開を記念した、「ヴァン・ジャポネ・フェス 2022」。全国から36社のワイナリーが集まりブース出展をし、盛り上がりました。やはり、リアルでないと伝わらない、造り手と飲み手の交流があると実感しました。今後はオンラインの利点も残しながら、いろんな形のイベントが開催されるのではないでしょうか。
さらに、11月4日から、映画「シグナチャー~日本を世界の名醸地に~(柿崎ゆうじ監督)」の公開が始まっています。
私のワインの師匠でもある、麻井宇介(浅井昭吾)先生の想いを受け継ぎ、「日本を世界の銘醸地に」するために奮闘する醸造家・安蔵光弘さん(メルシャン)の半生を描いた映画なのですが、私、小西も脇役ながら麻井先生の想いを受け継ぐものとして登場いたします(もちろん、小西役の役者さんが)。
本作はニース国際映画祭にて最優秀作品賞を受賞し、安蔵さんの妻・安蔵正子さん役を演じた竹島由夏さんは、パリ国際映画祭にて最優秀女優賞を受賞されました。
12月3日には、長野ロキシー(長野市)にて安蔵夫妻、柿崎監督と一緒に小西も舞台あいさつに登壇いたします。全国各地で公開中の「シグナチャー」、ぜひご覧になってみてください!
https://www.signature-wine.jp/
12月7日(水)には、軽井沢のホテルインディゴ軽井沢様にて、ヴィラデストメーカーズディナーを開催していただきますし、12月17日(土)には「ヴィラデスト メーカーズディナー in 湯楽里館ワイン&ビアミュージアム」を開催いたします。
この冬は改装工事のため、少し早めの12月5日(月)からヴィラデストカフェがお休みになりますが、軽井沢やワイン&ビアミュージアムへもおでかけください!
★ショップは、年内12月22日(木)まで、通常どおり営業予定です。
来年、2月、3月には、各地でイベントが計画されています。
詳細は後日お知らせしますが、各地の皆さんとお会いできることを楽しみにしています!
<イベント情報>
◆ヴィラデスト メーカーズディナー(ホテルインディゴ軽井沢)
◆ヴィラデスト メーカーズディナー in 湯楽里館ワイン&ビアミュージアム