収穫、仕込みがピークを迎えています

2020.10.09

ヴィラデストでは、今週が収穫・仕込みのピークでした。

今日は雨の隙間を縫って、最後のシャルドネを収穫していますが、これが終わるとあとはメルロとカベルネを残すのみ。9月中旬からはじまった作業に、ゴールが少し見えてきました。体力的にもキツくなってくる頃ですが、あとひとふんばり、気を抜かず、しっかりがんばります。


2020年は、暖冬で雪もほとんど降らず、萌芽が早くなると予想されました。しかし、4月になると気温が下がり、結局、萌芽は例年並みのGW中になりました。その後、天気は安定し生育も順調でしたが、7月になると連日のように雨が降り続き、日照不足や病気の発生が心配されました。ところが、8月になると一転して猛暑となり、晴れの日が続いたために生育の遅れを取り戻しました。9月前半は残暑が続きましたが、後半から昼夜の寒暖差の大きい秋らしい天気になり、ほぼ例年並みの時期に収穫を迎えることができました。


7月の長雨により一部に病気が発生しましたが、スタッフの懸命な作業により、ヴィラデストではほぼ健全なブドウを収穫することができました。夏の猛暑の影響もあり、例年より糖度や酸度は低めですが、2020年の気候を表現した味わいのワインになることでしょう。
いろいろな意味で、2020年は記憶に残るヴィンテージになりそうです。