剪定作業を始めました!

2022.02.10

今年は久しぶりの寒い冬で、最低気温がマイナス10℃を下回ることも何日かありました。このように寒い日が続くと、凍害によってブドウの樹が枯死したり、病気を引き起こしてしまったりすることが心配されます。
剪定による切り傷がブドウの樹にダメージを与えることを少しでも避けるため、ヴィラデストでは少し寒さが和らぐ、2月上旬頃から剪定作業を開始することが多いです。スタッフには、これから始まるシーズンを元気に乗り切るため、1月中は少しのんびり過ごしてもらっています。

今年の2月は、福島県でワイン製造の講義、ホテルメトロポリタン長野での「NAGANO ワインフェス」、大阪での試飲イベントなど、2年ぶりに出張の予定がいろいろあったのですが、オンライン開催もしくは中止になりました。2年前にコロナが広がり始めたころには、このようにオンラインで講義やイベントが普通にできるとは想像できませんでした。これをきっかけに、この分野は更に進化しそうですが、デジタルで便利になった分、これまで以上にリアルである価値の大切さが求められる時代になるのだろうと考えます。剪定作業をしながらも、この景色の素晴らしさはリアルでないとなかなか伝わらないなと思いました (私の写真では、ですが)。

昨年伸びた枝を切り戻し、昨年の春先の状態にブドウの樹をリセットする剪定作業は、まだまだ始まったばかり。ワイナリーの周りから開始して、田沢地区、千曲川対岸の八重原地区、そして、御堂地区。合計約12ヘクタールすべてを終えるのは、3月中旬頃になりそうです。
剪定作業の合間には、防獣柵の設置や、苗木の接ぎ木作業、シードルのビン詰めなども行いつつ、2022年のシーズン本番に向けて、静寂の中、着実に準備を進めています。


上で少し触れましたが、2月19日(土)「NAGANO ワインフェス」がオンライン開催されます。
私も登場予定です。NAGANOワインを片手に、ぜひご参加ください!!
https://www.nagano-wine.jp/news/event/nagano-wine-fes-in-2022.html
*ワイン付きの有料参加枠は、すでに完売したそうです


今日は朝からずっと雪が降り続いています。