もうすぐ夏本番です!
今年の梅雨は、毎日のように雨が降りました。栽培醸造スタッフは、ブドウに病気を発生させないように、雨の合間を縫うようにして消毒をおこない、また、勢いよく伸びる枝葉の誘引や雑草の除草に、例年以上に体力や気をつかう日々が続いています。その甲斐あって、ブドウは今のところ大きな問題はなく順調に生育しています。6月下旬に開花した後、結実した果粒は日に日に大きくなりつつあります。そろそろこの地域も梅雨明けしそうとのことですから、これからは、よい天気が続くことを期待したいです。
私の方では、この1か月、引き続きオンラインでのイベントに参加する機会をいただいたり、また、久しぶりになりますが、リアルでお客様と会話しながらのイベントに参加させていただいたりする機会もありました (もちろん、感染症対策は万全におこなわれていました)。
実際に直接お話をしながら、お客様の反応や感想を聞きながらのイベントは、やはり楽しいものです。一方、オンラインの場合は、事前に準備した資料や映像などをつかって、リアルイベントとは違った側面での理解や交流が可能ですし、何と言っても場所を選ばず手軽に参加できます。コロナ禍のなかで、イベントの方法が多様化し、進化しましたが、“ポストコロナ”時代になっても、これは続いていくのだと思います。
▲ 6月にリアルイベントが開催された「白馬リゾートホテル ラ ネージュ東館」
また、今年5月の『ワイナリー通信』でもふれましたが、6月30日に「GI長野(Geographical Indication:地理的表示)が国税庁の指定を受け、また、7月6日の審査会において、ヴィラデストから出品した6品を含む、41品のワインが初の「GI長野プレミアム」として認定を受けました。
https://www.pref.nagano.lg.jp/jizake/happyou/20210707press.html
長野県が高い品質のワイン産地であることを、国内だけでなく海外に向けてもアピールしていく、このよい機会を、今回、同時にGI指定された県内日本酒業界の皆さんとも協力して活かしていきたいものです。
まだまだ気を抜けない生活は続いていますが、一方では高齢者へのワクチン接種が進み、私たち世代にもワクチン接種の順番が回ってきました。今年中には状況も徐々に改善していくことでしょう。
もうすぐ始まる、東京オリンピック・パラリンピック。選手の皆さんの活躍を、ワインを楽しみながら、テレビで観戦して元気をもらいましょう!