ブドウの収穫が始まりました!
今年は、私のヴィラデストでの20年余りの経験の中で最も早い、9月15日の自社畑での収穫開始です。
7月22日に梅雨明けしてから、史上最高と言われる高温が続き、雨の非常に少ない天候が続いています。ヴィラデストの圃場に設置した気象ポストでも、梅雨明けからのおよそ2か月間の降水量は200mmを切っています。この雨もほとんどが激しい夕立でしたので、雨の降っている時間はかなり短い印象です。
昨年2022年は、お盆明けから雨が降り続き、日照が極端に少なかったのと比べると対照的です。昨年はなかなか糖度が上がらずに苦しみましたが、今年はブドウの糖度は順調に上がっています。ただ、酸度は反比例して下がっていきますので、ペース良く収穫していく必要があります。2023年ヴィンテージは、平年のヴィラデストの冷涼な気候を感じさせる味わいとは異なり、しっかりと熟した果実味を感じるワインになりそうです。
まずは、ピノ・ノワール、そして、ソーヴィニョンブラン、ピノ・グリ、シャルドネ、メルロー、カベルネと10月中旬頃まで収穫・仕込みが続きます。しばらくはまた気の抜けない日々が続きますが、ブドウのポテンシャルをしっかりと抽き出し、この年の特徴を映し出すワインを目出して頑張ります!!