もうすぐ萌芽です!
今年は暖かい春で、ブドウの萌芽は例年より少し早めの、ゴールデンウィークの前あたりになりそうです。ただ、暖かいと言っても朝晩はまだ冷えますし、時には0℃近くになることもあります。あまり早く芽が出ると遅霜による被害のリスクも高まります。
また、数年前には出たばかりの芽をシカに食べられてしまうという被害もありました。自然相手の仕事なので、思うようにはなりませんが、できるだけの対策をして、うまく自然と折り合いをつけていかねばなりません。
芽が出る前には、結果母枝の誘引や石灰硫黄合剤の散布を行うのですが、その間にワイナリーでは2021年の赤ワインや2022年の白ワインをビン詰めしています。
2021年は夏が涼しくブドウの熟期が遅れましたが、9月中旬以降の天気が良かったので、特に10月以降の収穫になる赤ワインにとって良いヴィンテージになりました。
一方、2022年は暑い夏でした。9月の雨で結果的に例年と同じぐらいの収穫時期になりましたが、豊作で、アロマティック系品種の白ワインの香りが華やかなヴィンテージになりました。新ヴィンテージのワインは今年の夏頃から順次発売となりますので、ご期待ください!
2003年の秋に初醸造をしたヴィラデストワイナリーは、今年創業20周年を迎えます。20周年を記念して、樹齢20年以上の古樹(ヴィエイユ・ヴィーニュ、V.V. )のみを使用して醸した「ヴィニュロンズリザーブ シャルドネ V.V. 2021」がワイナリーショップ、オンラインショップ限定で販売中です。
https://villadest.shop-pro.jp/?pid=173466621
写真はヴィラデスト最古(ワイン専用品種としては東御市内でも最古)のブドウの樹で、31年前、1992年に玉村が植えました。それぞれの樹の姿に個性と風格と歴史を感じます!