ブドウの萌芽が間近です!

2021.04.17

4月も中旬になり、植物の動きが活発になってきました。今年は暖冬で春先も暖かかったので、桜の開花は例年より早くなりました。しかし、ここのところまた気温の低い日が続いていますので、ブドウの芽吹きは例年より少し早めのゴールデンウイーク前頃になりそうです。


萌芽する前に、結果母枝(けっかぼし:今年実がなる枝)の誘引作業と農薬散布(石灰硫黄合剤)をすませなければならず、また、その間に2020年ワインの、澱引き、ビン詰め作業も重なっているために、急に慌ただしくなってきました。今のところ畑は平穏ですが、これから収穫までの約半年、天候と相談しながら、よいブドウがとれるようにスタッフ一同、畑で励む毎日が続きます。
2020年ヴィンテージのワインは、8月の猛暑の影響もあり、例年より酸味は穏やかでゆったりとした味わい。果実感が豊かで、期待できそうです。


こちらは3年目を迎える御堂(みどう)地区の畑。この畑は約27ヘクタールのワインブドウ団地で、4軒のワイナリーと数名の新規就農者が2年前から定植を開始しました。新たに造成した土地で、土壌が痩せていることもあり、ブドウの生長はゆっくりですが、根がしっかり張ってきましたので、今年は伸びるでしょう。また、多少痩せた土壌のほうが樹勢のコントロールをしやすく、質のよいブドウが収穫できます。この広大な御堂の畑から、来年には初収穫ができることを期待しつつ、今年もしっかり育成していきます。


ある日の仕事終わり、北アルプスに沈む夕日。なかなか気の休まらない日々が続きますが、この景色にはいつも癒されます。
このあとは自宅に帰って、ヴィラデストの赤ワイン「プリマベーラ メルロー」をゆっくり楽しみました!!