剪定作業が終わりました!
日に日に暖かくなり、春が近づいてきました。
ブドウ畑では剪定作業が終了し、切った枝の回収作業を進めています。
ここ数年は、毎年1ヘクタールを越える面積の畑を拡大していたので、この時期は新しい畑の垣根の設置や、苗木の植え付け準備などに追われていることが多かったのですが、今年は小さな畑1か所だけ(約0.15ヘクタール)の開墾なので、昨年までと比べると少しのんびりしています。
今年開墾する新しい畑では、私も理事を務める日本ワインブドウ栽培協会(JVA:https://jvine.or.jp/)でアメリカから輸入した苗木約80本を植え付けます。近年の気候変動や環境への意識の高まりなどにより、ワインブドウもそれに対応した品種が求められていますが、日本国内では品種やクローンの選択肢が少なく、また、ブドウに様々な悪影響を与えるウイルスも拡がっているなど多くの問題が存在します。JVAは、このような問題を解決しようと、日本各地のワイナリーやブドウ栽培者が協力して設立され、昨年、9品種、約500本の苗木をアメリカから輸入しました。1年間の検疫を受けた苗木は、多くのブドウ生産者に届けるため、全国5か所の畑で母樹として育成・増殖していきます。
「ワインづくりはブドウづくり」と言われるように、日本ワインがさらに進歩するためには、基盤となるブドウ苗を取り巻く環境を改善することは必須ですから、時間がかかることではありますが、着実に取り組んで行きたいと考えています。
ワイナリーショップ、カフェは冬季休業を終え、3月13日にオープンしました。新しい試みとして、ヴィラデストの周辺で「田沢ワイン村『セルフガイド』ツアー」を開始しました。
ヴィラデスト、アルカンヴィーニュ、ドメーヌ ナカジマという3つのワイナリーと、関酒店、民泊 清水さんの家がある、東御市田沢地区。この「ワイン村」を巡りながら、各所に掲示されたQRコードをスマートフォンで読み取ると、ブドウ栽培や醸造、各ワイナリーの紹介、地域の歴史などを紹介する動画を視聴することができる、非接触「セルフガイド」ツアーです。
さらに外のデッキには、雨の日でも屋外で密にならずにワインを楽しめるよう、開閉式のテントを設置しましたので、各自のペースでワイナリー観光を楽しんでいただくことができます!
また、先日発表された、女性審査員が選ぶ「サクラアワード2021」では、ヴィラデストの「ソーヴィニョンブラン2019」がダブルゴールドを受賞しました。2019年は収穫前の1か月が晴天続きで、昼夜の寒暖差も大きかったことから、最良の状態でブドウを収穫することができた“グレートヴィンテージ”です。
「ソーヴィニョンブラン2019」の販売開始は4月以降になりますが、先行してヴィラデストのオンラインショップでは、飲み頃を迎えた2018年ヴィンテージ(暑い年でした)と今回受賞の2019年ヴィンテージの飲み比べセットを、3月31日までの期間限定で販売中です。ぜひ、お試しください!!
◆オンラインショップはこちらから
https://villadest.shop-pro.jp/?pid=158121670